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社員インタビュー

お客様の不安を
なんとしても解決したい。
その強い想いが、初めての
落石調査へ向かわせた。

提案営業 T.K

提案営業の仕事とは

防災計画案のストーリーを論理的に描き、
最適な製品を提案する。

プロテックエンジニアリングは公共の防災事業に関わっています。防災事業には、「設計業務」と「工事」という段階があります。「設計業務」では、どのような製品を用いて工事を計画するかが検討されます。私は、国や都道府県などの行政機関から「設計業務」を委託された建設コンサルタント(以下、お客様)を訪問して、製品の安全性、構造性、施工性、景観性、経済性などの特徴はもちろん、プロテックエンジニアリングの保有する技術やこれまでの製品実績などを紹介しながら、「設計業務」の段階で当社製品を採択してもらえるように提案営業をしています。

最も「安全」で、かつ「価格が安い」災害対策の製品を提案するのですが、そのためには、災害対策を行う現場の条件と、対策の種類や製品の特性をしっかりと把握しなければなりません。例えば、道路際の急な斜面に落石の恐れがあり、道路を通行する人や車への被害を防ぐための対策計画だとします。まず、斜面の角度や、危険な石の位置、大きさなどから石が持つエネルギーを算出します。また、製品を設置するスペースが道路際にあるかどうかなどから、設置可能な対策工種を選定します。工種というのは、ネットやフェンス、擁壁などの工法です。その後、具体的な製品を検討していくわけです。提案営業とはつまり、論理的にストーリーを描きながら、最適な製品を提案していく仕事です。

私は、お客様を訪問する前に、斜面を道路側からチェックするなど、必ず現場状況を確認して事前に計画案のストーリーを描くように心がけています。現場を見ない状態で提案するのは危険です。お客様の考えを実現できるように、現場を見て、お客様と同じイメージの中で話をすることが重要だと考えています。現場状況が把握できたら、当社の設計担当である技術者と打ち合わせをして、自分の考えについて技術者からアドバイスをもらい、提案の根拠を強化していきます。

提案の際は、製品のメリットの他、デメリットについても説明します。その後、工事に関する懸案事項についても、お客様と検討していきます。製品の部材の搬入方法や、工事用機械の選定など、考慮すべきことは多岐にわたります。最後に技術者に設計図面などの成果品を作成してもらい、お客様に提出します。

提案までのプロセスは、営業である私が各方面と調整をしながら進めていきます。お客様を中心に、社内の技術者や工事担当者とも入念に打ち合わせを重ねていく作業は大変ですが、人の命や生活の安全を創り出しているという誇りを実感することができます。

仕事をしていて、うれしかったこと

落石調査から始めた提案が具現化された時、
達成感が湧いてきた。

入社5年目の今は、自分で論理的に製品提案を検討していくことができるようになったと思っていますが、1年目、2年目の頃はほとんど何もわからないまま、ただ走っていた感じでした。先輩社員や社内の他部署の方々から指導を受け、自ら現場に足を運び、お客様との話から情報を収集しながら、だんだんと知識が蓄えられていきました。

ある日、法面工事※を設計されているお客様から、落石対策の相談を受けました。もともと落石の対策は想定されていなかったのですが、現場を視察して確認することにしました。ところが、現場は道路から斜面を見ただけでは正確な状況の把握が難しいことがわかりました。何とかしてお客様の不安を解決したいと思い、先輩社員に相談したところ、「現場で落石調査をしてはどうか?」というアドバイスをもらいました。
※法面(のりめん)とは:切土や盛土で作られた人工的な斜面

当社には、落石調査の専門家と呼べる技術者がいます。落石調査の経験がない私は、その技術者に現場に同行してもらい、一緒に落石調査を行いました。実際に斜面に入り、大きい石をひとつひとつチェックし、落石の危険性が高いのか、それとも対策する必要はないのか、その場で判別していきました。道路から斜面を眺めているのとは比べものにならないくらい大変で時間のかかる作業でしたが、どうにかやり遂げることができました。現場の調査が終了すると、その結果を報告書にまとめます。対象の石が多く、データは膨大で、これもまた非常に骨の折れる作業でした。

後日、報告書と計画案をお客様に提出すると、「現場に行って危険性をチェックしただけでなく、計画案まで出してくれて本当に助かった。ありがとう」と言っていただけました。落石対策を実施することも決定しました。落石調査から携わった提案の工事が完了し、現実に形となった製品が、道路や民家の安全を守っている光景を見た時は、言葉にならない達成感が湧いてきました。

メッセージ

周囲へ働きかける力と、
粘り強く考え抜く力を磨いてほしい。

プロテックエンジニアリングの仕事は、多くの人と関わりながらチームで進めていきます。ひとりで黙々と作業をするのではなく、周りを巻き込みながら仕事ができる人が向いていると思います。特に営業は、設計、製造、施工の各部署からの協力が得られなければ提案を形にすることができません。また、営業は社外のお客様とつながっている窓口でもあります。そのお客様に納得していただける提案をしなければなりません。そのために論理的なストーリーを描き、説明できる能力が必要だと思います。深く考えることを苦に思わず、粘り強く考え抜く力が求められる仕事だと思います。知識や技術は、入社後からでも十分に身につきます。まずは、周囲に働きかける力と、考え抜く力を磨いてほしいと思います。

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